スウェーデンのことをもっと知ろう!
偉大な人を称える、世界で最も権威のあるノーベル賞。
毎年、ノーベルの命日12/10に授賞式が行われます。
日本の候補者がとりだたされるたびに、この時期はノーベル賞の話題で持ち切りです。
ノーベル賞の受賞者は世界中から集まります。
どのようにして候補者が決まるのでしょう?そんな疑問にお答えして、わかりやすく説明していきます。
またノーベル賞が始まった生い立ちや種類の紹介。
これであなたもノーベル賞通になれますよ。
毎年行われるノーベル賞ですが、候補者選びにはトータル1年もかかります。
ノーベルは遺言に「候補者の国籍は考慮してはいけない」と記していますので、国籍も人種も関係なく平等に選ばれるのです。
それでは、ノーベル賞の選考までの流れを順番に見ていきましょう。
まずは、ノーベル賞授与にふさわしい人を集めなければいけません。そのために、推薦者から候補を挙げてもらいます。
この推薦者、誰でもなれるのではなく
・過去の受賞者
・選ばれた大学教授
など、ごく限られた人しかなれません。
仮に自分が大きな業績を残したとしても、自分で推薦することはできないので、推薦者に認めてもらわなければ意味がないんです。
この候補者には、各賞約300人くらいの人が集まります。
ここから選ばれるのは最大でも3人。
とても狭き門なんです。
集められた候補者は、4月頃をめどに20人まで予備候補者として絞られます。
選考には、各賞によって担当が決まっています。
・物理学賞・科学賞・経済学賞・・・スウェーデン王立科学アカデミー
・医学・生理学賞・・・カロリンスカ研究所
・平和賞・・・ノルウェー・ノーベル委員会
・文学賞・・・スウェーデン・アカデミー
20人まで絞られた予備候補者は、翌月5月には各5人まで絞られます。
300人もの候補者がいる中、最終選考の5人まで残るのもすごいことです。
最終選考に残った候補者の中から、もっともふさわしい受賞者を選びます。
このとき先行するのは各担当ですが、それぞれ定員が18人と決まっています。
8人の意見を出し合い、話し合いをしたうえ、10月上旬にようやく受賞者が決まる流れ。
やっと全世界に受賞者を発表できるのです。
推薦者から選ばれた候補者を、どのような基準で選考しているかは、ノーベル財団の規定で50年間は公表しないように決まっています。
そのため、授与しても「自分の選考通過ポイントはどこだったのか?」と受賞者が感じたとしても、知ることはできないのです。
1974年の取り決めで、死亡した人には授与しないという方針が決まりました。
しかし、10月の発表後に死亡した人は、そのまま賞の対象です。
今までにこの条件に値した受賞者は3人。
一生に一度の晴れ舞台に、どれほど立ちたかったでしょう。
ノーベルが亡くなったのは1896年12月10日。
その死後、ノーベル賞の授賞式が1901年から始まりました。
このような世界的に権威ある賞が始まったのは、ある誤報が原因なんです。
ノーベルはダイナマイトを発明し、巨額の富を得ました。
もともと、ダイナマイトはインフラ用に発明されたもの。
あくまでも人類の生活がより豊かに、暮らしやすくなるようにという願いからでした。
ダイナマイトは世界中の工場で作られます。
しかし、当時はヨーロッパ各地で戦争が勃発。
日本もちょうど江戸末期~明治にかけての時代です。
安全で破壊力のあるダイナマイトは、インフラから戦争に欠かせないものになりました。
ノーベルの発明は技術は、当時の軍事力に大きな影響を及ぼします。
こんな時代の中、ノーベルの兄が死去。
当時の新聞記者が、ノーベル自身が死去したものと間違い、新聞の見出しに「死の商人、死す」と記載。
この見出しを見たノーベルはショックを受けます。
戦争のために発明したわけでもないダイナマイトですが、人のために役立っていなかったと感じたノーベル。
なんとかこの風潮を払拭したいと思い、亡くなる前年1895年に遺言に書き記しました。
ノーベル財団を立ち上げるきっかけが、まさかの新聞の見出しだったのです。
その後、1900年にノーベル財団を設立。 ノーベルの遺言に基づいて、各分野の功績を称えた人に送られるようになりました。
ノーベル賞に関する費用は、すべてノーベルの遺産。選考の中立性を保つために、寄付も受け付けていないんです。 ノーベル賞が始まって約120年もの間、遺産だけで運営できているのは、ノーベルの遺産がどれほどまで巨額であったか一目瞭然ですよね。
ちなみにノーベルは生前から、発明家や研究者などに資金援助をしていました。
また結婚歴もなく、子どももいなかったので、研究に没頭できたのかもしれませんね。
つぎは各ノーベル賞をひも解いてみましょう。
ノーベル賞には全部で6つの賞があります。
日本人も授与したものもあり、記憶に新しいものもあるかもしれませんね。
医学や生物学でもっとも重要な発見をした人に与えられる賞です。
これまでに109の賞が授与されました。
現在の医学では当たり前のインスリンを発見したフレデリック・パンティング博士も受賞者の1人です。
この名誉ある賞を辞退した人が過去にいます。
ドイツのゲルハルト・ドーマク博士です。
理由はささいなこと。
当時、ドイツはナチス政権でした。
そのナチスを批判していた作家にノーベル平和賞が授与されます。
このことにヒトラーが激怒。
ゲルハルト・ドーマク博士はヒトラー指示のもと、ノーベル賞を辞退せざるを得ませんでした。
感染症の治療薬として「プロントジル」物質が抗菌作用があることを発見した偉大な人物です。
ノーベルは、医学分野に関しても研究を進めており、自らの課題を解決できなかったことを悔やんでいたといわれています。
物理学においてもっとも重要な発見や発明をした人に与えられる賞です。
このノーベル物理学賞を授与した人の中には、現代の私たちの生活に今でも役立っています。
初めて授与されたのがヴィルヘルム・レントゲン。
X選を発見した人で、現在の医療では欠かせません。
他にはアルベルト・アインシュタイン。
相対性理論を掲げ、光電機高架の法則を発見した人です。
のちに原子爆弾を発明した人でも知られています。
アルベルト・アインシュタインは、日本へ渡航中にノーベル賞受賞の通知を受け取りました。
また受賞者の中で数少ない女性の一人、マリー・キュリー(キュリー夫人)は、物理学賞のほかにも科学省も授与しています。
化学の分野においてもっとも重要は発見や改良の業績がある人に与えられる賞です。
2019年に吉野彰さんも授与した賞なので、記憶に新しいですよね。
授与対象者がいない年もあり、それだけノーベル化学賞を授与するのは難しいことです。
そんな中、マリー・キュリーは物理学賞授与の翌年に化学賞まで授与しています。
またマリー・キュリーの娘も化学賞を受賞。
女性の少ない分野で素晴らしい偉業を成し遂げてますね。
スウェーデンとノルウェーの和解と平和を願って作られた賞です。
そのため、選考の主体はノルウェーが行います。授賞式もオスロ市庁舎なんです。
いまだに世界のどこかで戦争が起こっている世の中。
ノーベル平和賞は、国同士の友好関係の推進、軍備の削減や廃止、平和会議の開催や推進のために貢献した人や団体に贈られます。
第一次、第二次世界大戦の時期は受賞者がいませんでした。
日本では「非核三原則」を提唱した佐藤栄作元首相が、ノーベル平和賞を初めて授与しました。
ノーベルは発明家として名高い地位を築きましたが、文学にも強い関心を持っていました。
晩年は小説を書いていたともいわれています。
ノーベルの遺言のもと、文学賞も授与対象となりました。
文学賞の面白いところは、対象が文学作品だけではないということ。
例えば歌詞であっても授与の対象になります。
その反面、コメディー、ホラーやミステリー、SFといったジャンルは、これまで受賞者がいなんです。
このジャンルに特化した作家は、文学賞の好みではないといわれています。
実際、世界的に有名なアガサ・クリスティーも、ノーベル文学賞を授与していません。
文学賞を狙うなら、このジャンル以外ということになりそうです。
余談ですが、選考を行うアカデミー会員のほとんどはスウェーデン人です。
そのためスウェーデン語もしくは英語に翻訳された作品が対象となります。
ノーベル賞が始まったのが1901年。
この頃、ノーベル経済学賞はありませんでした。
設立されたのは1968年、スウェーデン国立銀行が300周年を記念して立ち上げたのです。
そのため、ノーベル賞とは厳密には違います。
正式には「アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞」なんです。
ノーベル財団は、今でも経済学賞をノーベル賞と認めていないといわれています。
マクロ経済学やミクロ経済学、家計や企業の仕組みなどが対象です。
他にも、心理学を取り入れた行動経済学など、時代に見合った分野も受賞対象となっています。
毎年12/10に開催されるノーベル賞授与式。
世界中から偉業を成し遂げた方が選ばれ、華やかな式典が行われます。
ノーベル賞ってどのようにして選べれるのか気になりませんか?
この記事では選考の手順をわかりやすく説明しています。
スウェーデンの国民性はとても穏やかで、家族との繋がりを大切にしています。そこに欠かせないのがスウェーデン料理。
Fikaはコーヒーとお菓子があれば、どこでも誰とでも楽しむことができるささやかな休息時間です。
ひとつ見てみるとその世界観にハマってしまう、スウェーデン・ストックホルム地下鉄駅の巨大アート。
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北欧に位置するスウェーデン。スウェーデンという国名は知っているけど、実際にどんな国なのか疑問に思いますよね。
北欧らしさが特徴のスウェーデンの伝統行事。季節を感じる行事は、スウェーデン人にとってどれも大切なものです。
毎年12/10に開催されるノーベル賞授与式。世界中から偉業を成し遂げた方が選ばれ、華やかな式典が行われます。
スウェーデンには全部で15個の世界遺産があります。手つかずの自然が残されたスウェーデンでは、世界遺産も壮大なものばかり。
旅行で気になるのが言語。スウェーデンはスウェーデン語を公用語としています。
ノーベル賞授賞式の晩餐会でも使用されるスウェーデンの食器ブランド、ロールストランド。
幸せを運んでくる馬として大人気のダーラナホース。伝統柄だけでなく最近ではモダン柄も増えており、デザインや色味も豊富です。
「幸せな国」と呼ばれるスウェーデンの習慣は、取り入れていきたいものばかりです。
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